なくしもの。 
 
バレンタイン・デーの前日、オムツやらの日用品を買う為にターゲットに行ってきた。
その日はコーちんの機嫌が超・悪く、家を出る前にカー・シートに座らせようとしたら、えび反りで嫌がられた。
普段は疲れていない限り、カー・シートに座るのをそんなに嫌がることはないのだけど、この日は朝一からこんな感じだったので、"今日は幸先悪いわ"と思っていた。

ターゲットに着いたら、ドアの前で署名を求めている人に出くわした。
"Are you registered voter?"と聞かれたので"いんや、私は投票権持っていないの、ごめんね"と言って通り過ぎる。
その時、抱っこ紐にコーちん、右手には鍵をしっかり握り締めていたのを覚えている。
抱っこ紐の中でコーちんは"ここから出してよ"とばかりに泣いている。

その後は返品カウンターへ直行し、2、3点返品する。
コーちんはますます激しく泣き、私はその場から去ることで頭がいっぱいに。

やっとの事で返品を済ませた後はさっさと買い物をして、支払いもしていざ帰ろうとカバンの中に入れた(筈の)鍵を探すが、どこにも見当たらない。

カバンの中身を引っくり返すような勢いで探してもまだ見つからない。

返品カウンターへ再度行き、"鍵置き忘れて行ったかもしれないんだけど、ありますか?"と聞いてみる。
カウンターのおばさまは"あぁ、さっき鍵忘れた人がいたんだけど、それだったのね"と、鍵を取り出してくる。

それは車の鍵とキー・レス・エントリーのリモコンが付いたもので、私の物ではない。
"うーん、これ私のじゃないなぁ"と私。
私のは家の鍵やペット・ショップの会員カードとかがジャラジャラ付いている見苦しいものなのだ。

焦ってきた私はもう一度、自分が歩いた箇所を注意深く調べてみる。
どこにもない。
頭の中では"どーしよ、どーしよー"と半分近くパニック状態。
ここに至ってコーちんはようやく泣くのを止め(抱っこ紐でゆらゆら気持ち良くなったのか)、お昼寝体制に突入。

夫に電話をしてみるが、丁度お昼休みの時間帯で何度電話してもつながらない。
それに夫は運転できる状態ではないから、電話がつながったところで何を出来るわけでもないのだ。
予備の鍵を持っているわけでもないし。
それでも何故か、何度も電話して窮地を救ってもらおうと思ってしまう、パニクってしまっている私。

オロオロしている私を見兼ねたのか、返品カウンターで私のお相手をしてくれていたおばさま、"私今からランチなんだけど、もし良かったら家まで連れて行ってあげようか?"とオファーしてくれる。
え?ホント?でもカー・シートは?と思う私に"家の子のカー・シートがあるから、それ使えると思うの"と言ってくれるおばさま。

あまりに優しいそのオファーに半泣きになりそう→私。
"本当にいいの?ランチ休憩の時間短いのに?"と言うと"いいのいいの、ゲストを家まで送ってくるって言っておいたから"と、ターゲットから車で10分くらいの我が家まで送ってくれた。

おばさま、自分の子供が小さい頃にフェア(お祭り)で鍵を失くした話しを聞かせてくれて、"こんな話で気が休まるか分かんないけど"と明るく笑う人で、すごぉぉく気が楽になった。
ありがたかったなぁ。 人の優しさが身に染みた。

家に着いておばさまの名前をしっかり聞いた後、家のドアをくまなく調べてみる。
どこかロックしないでおいた所はないかしら?ってね。
庭にまわってみると、Deckに面したガラス・ドアが開いていた。
普段は結構戸締りをきっちりする性格なのだけど、この日は珍しくドアに鍵をかけなかったらしい。
鍵をかけなかったのが私なのか夫なのかは定かではないけれども、この日ばかりは自分(Or夫の)いい加減さに感謝。
"あぁ良かった~"とホッとしたのと同時に力が抜ける。

家に入った直後、夫から電話がかかってくる。
"何度も電話してきたみたいだけど、どうしたん?"と。
"鍵なくしちゃった。何処に行ったかわかんない"と言うと"はっはっはー。失くしたんだ?"と笑う夫。
というのも、我が家でいつも物を失くすのは彼の方だったから。
それが、この前のカード・ケース紛失@雪山に続き鍵までなくした物だから、それ見たことか、というよーな反応になってしまったわけ。
"今度僕が何か失くしても、責めないでよね"と言う感じで。

鍵の行方を訪ねにその日の夜もターゲットに電話してみるが、答えは"No"。
違う鍵が何組か発見されたみたいだけど、どれも私の物ではない。

翌日の午後、もう一度ターゲットに電話してみる。
これで見つからなかったら、きっと出てこないだろうな、と言う気持ちで。
半分以上諦めていた。

そうしたら、あったのだ。

"黄色いPetcoの、グローサリー・ストアの会員証、リモコンにトヨタのロゴが入った車の鍵、それから家の鍵がいくつか"という説明に合致したのが。

"それ、私の!"と(ほぼ)絶叫状態の私、それからターゲットに飛んでいかんばかりの勢いで鍵を受け取りに行ってきた。

再会を果たした(大げさ)私たち、"もう失くさないからね!しっかりカバンに入れちゃうから!"と約束したのだった。

今回の教訓:子供が泣き叫んでいる時に買い物に行こうとしない。
そんなことすると注意散漫になって大事な物を失くしかねない。

後日おばさまにカードを書いた。
あのおばさまがいなかったら、私たちは一日中、ターゲットにStuckしていたのだろうなぁ、と思うし、そうなったら本当に困っていただろうし。
ターゲットにもThank youメールを送ろうか考えてます。


←人の優しさって身に染みるよね、というあなたはクリック♪
 
さっちん 
 
ホント、あのおばさまが居なかったらどうなっていた事か…と今でも考えちゃうよー。
地獄に仏、という言葉をとっさに思い浮かべちゃいました。
めっこ 
 
車を買った時は鍵が一つだけだったので、近くの合鍵屋さんでもう一つ作ってもらったの。
(その方がディーラーで合鍵作るより安いのよね。)
それが無かったら…と思うと怖いわぁ。
ももちゃん 
 
抱っこ紐、使ってますよ~。笑
おんぶ、スリング共用のヤツです。
コーちんはカートに座らせても逃げようとする(前向きになりたいらしい)事も多いし、暴れている時(笑)は抱っこが一番ラクなんです。
駐車場からお店まで、とか郵便局なら歩きで大丈夫なんですけどね。
Unknown 
 
見つかってよかったね~。
ほんといい人がいて、よかったね!!!
感謝感激だねぇ!!!
Unknown 
 
ほんと見つかってよかったねー

私だってパニクるだろうなぁ~

今の私の車も合鍵なしだからよけいなくすと困るし合鍵作ろっかな

ほんとにほんと、念押しできいてみてよかったね
Unknown 
 
抱っこ紐、まだ使ってるんですか?
重くないですか!?
うちはショッピングカートに喜んで乗ってくれますよ。ちょっとした用事(銀行とか郵便局)は自分で歩いてもらいます。
男の子だとどこでも勝手に行っちゃうから抱っこ紐なのかな?お疲れ様です~
ちー 
 
アメリカ大嫌い…。どうした、何があったの!?
こちらのカスタマー・サービスって質にムラがあるのか(人間味があるのか)、悪い時と良い時が極端のような気がするわ。
嫌な経験をしたこともあるけれども、こういう良い人に巡り会うと、帳尻が合った気分になります。
ウサチーロさん 
 
"私は物を失くさない!"というヘンな自信がこっぱ微塵に砕け散りました、今回の経験で。笑
子供が泣いていると気が散る、本当にそうです。
Priorityが"子供の泣き止ませる"になっちゃうのかしら。
Sumikiちゃん 
 
ターゲットはそう、お店の事です。
日用品からお洋服まで揃っていて、何と言うか、生鮮食品を置いていないジャ○コとか今は無きダ○エーみたいな感じかしら。
確かに"私がしっかりしないでどうする!"と思っていたのはあるかもしれないなぁ。
ホント、窮地を救ってくださったおばさまが天使に見えました。
Unknown 
 
でも見つかってよかったね。
もうアメリカ大嫌いな私はこれを読み、世の中すてたもんじゃないと思ったわ。
Unknown 
 
はらはらしながら読んでしまいました。
確かに子供が泣いているときは気が散りますよね。とにかく見つかってよかったですね~
大変だったね 
 
そんな大事なものを失くした時ってただでさえパニックになっちゃうのに、
こーちゃんもいるから、しっかりしなきゃという心との板ばさみになっちゃったのでは?
大変だったね。でも、失くし物が見つかって本当に良かったね。
そして、声をかけてくれたおばさま、本当に素敵な方。
ターゲット(ってお店の名前?)にもThank youメールを書いてあげたら、きっと喜ぶと思うよ。
Post a comment
 

Only the blog author may view the comment.

Trackbacks URL
 
http://iyaquo.blog31.fc2.com/tb.php/18-fdecad7c